故障? まずここを分岐
症状、安全停止、公式窓口の順で分岐する。
「故障かも」と思った時点で、ふたつの違う質問がひとつに潰れている。「直るのか」と「いま危ないのか」である。先に答えるべきは後ろで、順番を取り違えると、見積もりを待っているあいだに燃える。危ない側から並べた。
焦げくさい / 煙が出た / プラグや配線が熱い
リモコンで止めるのは半分。公式の指示は「運転を停止し、電源プラグをコンセントから抜く」の2動作である。
つぎの分岐: 抜けない位置ならブレーカーを落とす。そのあと業者へ。自分で開けない。手入れの前ですら2動作を求められる機械を、異常が出ている状態で通電したまま覗くことになる。ゼネラル メーカー公式ページ室外機のまわりに、置いたつもりのない物がある
どける。NITEが名指ししているのは水入りペットボトル、段ボール、新聞、雑誌、ごみ、灰皿。
つぎの分岐: どけても異音・異臭が残るなら、そこから先は室外機の点検であって掃除ではない。2021〜2025年度のエアコン関連事故345件のうち、調査が終わった252件の約6割・152件が「製品に起因しない」事故だった。例として挙がっているのは外部からの延焼等による室外機の火災である。NITE 2026年5月28日 プレスリリース「ひと手間で!事故も熱中症も未然防止!」 / 2026-08-17確認いま、自分で内部を洗おうとしている
手を止める。エアコンの内部洗浄による火災は、2015〜2019年度の5年間で20件起きている。
つぎの分岐: 洗うなら業者。業者に頼まない場合でも、消毒用アルコールなどの可燃性の溶液と、次亜塩素酸ナトリウムなどの腐食性の溶液は使わない。内部の配線端子部に洗浄液が付くとトラッキング現象が起き、異常発熱して出火する。同じ壊れ方は2004年と2009年の公的なリコール記録にも残っている。NITE 2020年6月25日 プレスリリース「エアコンの内部洗浄による事故に注意」 / 2026-08-17確認買ってから10年が見えてきた
本体の表示を読む。2009年4月1日以降に製造・輸入されたエアコンには「設計上の標準使用期間」と経年劣化の注意喚起が表示されている。
つぎの分岐: 年数を超えたら、話を「故障か否か」から「点検するか否か」へ切り替える。東芝ライフスタイルはエアコンの目安を10年として掲示している。エアコンは、期限が来ると点検の通知が届く「特定保守製品」ではない。通知が届く品目は2021年8月1日の政令改正で石油給湯器と石油ふろがまの2つだけになった。年数を見る人は、あなたのほかにいない。経済産業省「長期使用製品安全点検・表示制度」/使用年数の目安は東芝ライフスタイル「長年ご使用の製品についてのお知らせとお願い」(2026年7月22日更新) / 2026-08-17確認まだ暑くないから、と6月を過ぎた
6月中に一度動かす。動かす目的は、壊れているかを知ることではない。
つぎの分岐: 動いたら終わりにせず、異音・異臭・水漏れの3つを見る。NITEの原文は「本格的な暑さを迎える頃には点検・修理依頼が集中し、不具合が見つかってもすぐに対応できない場合があります」。つまりこれは、直せる時間を確保する作業である。NITE 2026年5月28日 プレスリリース / 2026-08-17確認症状は分かった。どこへ言えばいいのかが分からない
まずメーカーの窓口。工事に起因する不具合だけは、工事をした業者の側になる。
つぎの分岐: 表示中3機のメーカー公式サポートは下の3つ。うち1社は社名もURLも変わっている。富士通ゼネラルは2025年11月28日にドメイン変更を告知し、2026年1月1日付で「株式会社ゼネラル」へ社名変更した。古いURLは転送されるが、検索やブックマークに残っているのは古い名前である。ゼネラル メーカー公式ページ